頭皮の臭いを解決しよう

頭皮が臭いのはなぜ?

頭皮の臭いってどんな臭い?

 

頭皮の臭いは、「油臭い」と言われることが多いです。実はこの臭い、加齢臭と呼ばれる臭いと同じなのです。

 

頭から加齢臭が出ている…これはとてもショックな事実ですね。

 

では、なぜ頭から加齢臭が発生するのか?これは、加齢臭のメカニズムを考えると納得できます。

 

ノネナールが頭皮のきつい臭いを生み出す

 

加齢臭は、皮膚で生み出される9-ヘキサデセン酸とよばれる脂肪酸が、雑菌によって分解され、「ノネナール」とよばれる臭い成分に変化することで発生します。わかりやすく書くと、「頭皮の細菌が皮脂を食べて出すウンチの臭い」ということです。

 

若いころは9-ヘキサデセン酸の量は少ないのですが、40代を過ぎることからだんだん増えていき、油臭いにおいを体から発するようになるのです。年齢を重ねて中高年になってから発生する臭いなので、『加齢臭』と呼ばれるわけです。では、なぜ頭からキツいノネナールの加齢臭が発生してしまうのでしょうか?

 

例えば顔の皮脂腺は1平方センチあたり240個、額(Tゾーン)は400個となりますが、頭には1平方センチあたり800個ものの皮脂腺があります。これは臭いの発生源としてしられるワキよりも多い数です。そのため、頭からは常に大量の皮脂があふれ出しているのです。

 

しかも、頭皮には髪の毛の毛穴が大量にあります。つまり、臭いを生み出す雑菌やダニのすみかがたくさんあるということです。そこに大量の皮脂が発生するわけですから、雑菌にとっては天国のような場所なのです。当然、雑菌は皮脂を食べて大量のノネナールの臭いを排泄するのです。

 

清潔にすればいいのでは?

 

頭皮が臭い理由は、頭皮に潜んでいる雑菌が皮脂を食べてノネナールを出しているからです。であれば、しっかりシャンプーをして雑菌を落とせばいいのでは?という考える人もいるでしょう。

 

しかし、朝シャンをして頭皮を清潔にしたとしても、昼過ぎから夕方ころには頭皮が臭い…となってくる人は多いです。先ほど書いたように、頭皮からは常に大量の皮脂が発生しているので、朝シャンで頭皮の雑菌を減らしたとしても、すぐに繁殖して臭いを出してしまうからです。雑菌にとって、頭皮は髪の毛の毛穴という「快適な場所」と次々に湧き出る皮脂という「おいしいエサ」が満たされた場所なのですから、シャンプーで少し減らしたくらいではその日のうちに臭いを発生させてしまうのです。

 

じゃあもっと強力なシャンプーでしっかり洗って、雑菌の臭いを根絶しよう!となるのは自然な考え方です。しかし、これは大問題です。なぜなら、雑菌を根絶やしにしてしまうと、皮脂の発生量が増えてしまうのです。

 

雑菌には『善玉菌』と『悪玉菌』がいて、善玉菌のほうまで絶滅させてしまうと、頭皮の臭いなどのトラブルにつながります。真菌やカビなどは頭皮にとっては善玉菌であり、皮脂を食べて脂肪酸を排出し、頭皮の新陳代謝を促す作用があります。もちろんイヤな臭いも発生させません。そんな『善玉菌』までもがいなくなってしまうと、頭皮は「善玉菌を増やさなければ!」と考えて、皮脂を大量に発生させるのです。それで善玉菌は増えるかもしれませんが、同時に悪玉菌も大量発生し、さらに強力な加齢臭を発生させるようになるのです。

 

もちろん、頭皮を清潔に保つことは重要です。『悪玉菌』は頭皮の臭いの発生源になりますし、炎症などにも繋がるので、定期的にシャンプーをして数を減らしておく必要があります。しかし、過度に頭皮を洗ってすべての細菌をなくしてしまうのも臭いにとっては問題なのです。

 

頭皮の臭いを解決する対策

頭皮の臭いは悪玉菌が皮脂を食べて、臭い発生源のノネナールを出すことが原因。では、どんな対策をしていけばいいのでしょうか?ここでは対策方法をご紹介します。

 

シャンプーをアミノ酸のものに変える

 

頭皮を清潔に保つことは重要ですが、強力なシャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと善玉菌までもがいなくなってしまうのは、先ほど書いた通りです。重要なのは、頭皮にあったシャンプーで適度な洗浄を行うことです。

 

人間の皮膚はタンパク質(アミノ酸)でできており、当然頭皮もアミノ酸でつくられています。そこに石油系シャンプーや石鹸シャンプーを合わせても、頭皮に合いません。シャンプーもアミノ酸系で合わせるのが基本です。

 

アミノ酸系シャンプーであれば、頭皮の状態が安定化し、皮脂のバランスが保たれるので、善玉菌を維持しつつ悪玉菌だけを減らして臭いを軽減することができるのです。

 

しっかりと髪を乾かす

 

髪を洗ったあと、タオルドライだけをしてあとは自然乾燥させている人は多いでしょう。しかし、自然乾燥は頭皮の臭いにとっては大敵なのです。

 

湿った環境は、臭い発生源の雑菌にとっては天国のような環境です。ただでさえ頭皮には毛穴という雑菌にとって居心地が良い環境があるのに、そこに水分まで与えてしまうと雑菌は物凄い勢いで繁殖してしまいます。そうして増えた雑菌は皮脂を食べてノネナールを吐き出し、異様な臭いを生み出してしまうのです。

 

なので、髪の毛を洗ったらすみやかにドライヤーで乾かすことをおすすめします。女性の場合ロングヘアだとなかなか髪が乾かないので、ドライヤーをめんどくさがって放置する人が多いようですが、それが頭皮の臭いにつながっていることは十分に考えられます。

 

ただし、ドライヤーの熱い温風は髪の毛のキューティクルを痛めることがあるので、ドライヤーをなるべく髪から離したり、数分使ったらしばらく休んで温度が下がるのを待つ、などの対策も忘れないようにしましょう。

 

食べ物に注意する

 

頭皮の臭いの原因は雑菌がノネナールを吐き出すことにありますが、もとをただせば頭皮の皮脂量が多いことが要因です。皮脂は「アブラ」、つまり体から出てくる油分です。脂っこいものが好きな中高年のおじさんの加齢臭がきついのも、体からにじみ出る脂の量が多いからです。

 

なので、脂っこい食べ物を控えることが重要です。肉類はもちろんですが、乳製品も多くの脂分を含んでいるので、食べ過ぎないようにすることが重要です。

 

ホルモンバランスを整える

 

女性の場合、出産や加齢によって女性ホルモンバランスが乱れ、ある日突然オイリー肌になって臭いが発生してしまうことがあります。当然、頭皮から大量の皮脂を発生させてしまうようになり、臭い成分のノネナール分泌量が大幅にアップしてしまう事態になります。

 

出産により女性ホルモンバランスの乱れは時間が経過すれば徐々に戻ります。しかし、加齢の場合は戻らないことが多いので、女性ホルモンによく似た成分を摂取してホルモンバランスを整えて臭い対策をすることを考えましょう。

 

例えば、大豆には大豆イソフラボンという女性ホルモンに構造が良く似たたんぱく質が含まれているので、意識して食べることでホルモンバランス改善につながるでしょう。イソフラボンが美容に良いなどの評判があるのはこのためです。

 

しかも、タンパク質なので肉や乳製品の代用にもできます。先ほど書いたように、肉類・乳製品の脂分を多く摂取すると、皮脂の過剰分泌による臭いにつながるので、大豆で代用することは二重の意味で効果があることになります。

 

規則正しい生活をこころがける

 

徹夜で仕事をしたりすると、次の日頭がやけに臭い…なんて経験をした人もいるはず。これは、生活習慣の乱れによって頭皮の皮脂分泌量が増えてしまったのが原因です。寝不足が続くと体のいろいろなところにガタが出てきてしまいますが、頭皮の皮脂についても同じなのです。

 

なので、寝不足のときに面倒くさがって髪を洗わないで寝るのはご法度。眠い時ほどきちんとアミノ酸シャンプーで髪を洗って頭皮環境を整え臭いをへらすことが重要です。
(もちろん、前日にしっかり洗ったから、今洗うと洗いすぎになる、という場合は洗わなくても構いません)

 

ストレスは頭皮の臭いの大敵

 

怒っていたり、機嫌が悪い人から、強い体臭を感じる、なんて経験をしたことはありませんか?実は、ストレスは脂肪酸の分泌を増やすことがわかっています。当然、頭皮の皮脂も増えるということなので、臭いがキツくなってしまうのです。

 

したがって、ストレスを感じているようならリラックスすることが急務。アロマテラピーをして気持ちを落ち着けたり、趣味に没頭して嫌なことを忘れるなどの対策をするといいでしょう。軽く運動をして気分を晴らすなんて対策も有効です。

 

ある程度運動をして汗をかくのも重要

 

汗をかくと臭いのもとになりそう、なんてイメージがあります。確かに汗をかいてそのままにしていると体臭がしてきますが、汗そのものは頭皮の臭いの原因ではありません。逆に、汗をかかないように運動を控えたりしていると、汗腺の働きが弱まって汗をかきにくくなり、毛穴に老廃物がたまって皮脂が沈着しやすくなるのです。皮脂が流れないので、当然雑菌が食べやすくなり、ノネナールの発生が増えてしまいます。

 

なので、汗をかくのを怖がらずに、たまに運動をしたり、湯船につかってしっかり汗を出すのも頭皮の臭い対策では重要になります。

 

頭皮の臭いまとめ

 

頭皮の臭いは、頭皮にたまっている皮脂を雑菌が食べて、加齢臭(ノネナール)を出してしまうのが原因です。加齢臭なので中高年の人ほど臭いが強くなりやすいのは確かですが、若い方でもケアを怠っているとキツい臭いを出すことがあるので、年代はあまり関係ありません。

 

臭い対策としては、まず頭皮にたまっている皮脂をコントロールすること。きちんとシャンプーして頭皮を清潔にたもつのはもちろんですが、頭皮の環境とあったアミノ酸シャンプーを使って善玉菌はしっかり活かしていくことも必要となります。もちろん、雑菌に水分を与えないために、髪を洗ったらすぐにきちんとドライヤーで乾かすことも必要です。

 

また、生活習慣を正し、肉類を控える、早寝早起きを心がけて寝不足を解消する、リラックスしてストレスをケアするなどの対策も、頭の臭い対策ではかなり大切になってきます。